2010年9月13日月曜日

動物性の脂質

前回述べたように、動物性の脂はとりすぎさえ気をつければ、少々食べても全く問題ありません。ただし、良質のものであればという条件付なのです。
今一般に市販されている、牛や豚の飼料が何で出来ているかご存知ですか?とうもろこしです。
牛は完全草食動物ですし、豚も雑食なので、穀物資料を与えるとみるみる太るわけです。
生産者には都合がいいかもしれませんが、穀物資料で育った牛豚の肉は、それぞれに合った本来の餌を食べたのと全く違った質のものになってしまうのです。

それらの動物に含まれる脂質は本来オメガ3、オメガ6などの不飽和脂肪酸をバランスよく含んでいます。しかし、とうもろこしのような穀物をメインに食べて育ったものの肉は、やたらとオメガ6が多くバランスがよくありません。オメガ6は精白された炭水化物と一緒に食べるとインスリンの関係でアラキドン酸に変わってしまいます。つまり、血がどろどろになり、炎症かおきやすい状態にするのです。本来あるはずのオメガ3にはオメガ6がアラキドン酸に変わるのを防ぎますから、ダブルパンチなのです。

自然に逆らい、人の都合で作られたものは、必ずしっぺ返しがあるものなのです。

いま、アメリカでは、Grassfedといって草を食べて育てた牛の肉が一部で販売されるようになっています。値段は、1.5倍ほどしますが、十分価値があると思いますね。でも、皮肉な話ですよね、牛はもともと草を食べているのに、草を食べている牛の肉に希少価値が出るなんて・・

次はトランスファアットの話をします

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