2010年10月20日水曜日

腹式呼吸と消化

呼吸というのは自律神経と体性神経両方の影響を受けています。つまり何も考えていなくても無意識に呼吸は行なわれますが、意識的にも呼吸を早くしたり、遅くしたり、浅くしたり、深くすることができます。

この性質を活かし、自律神経の働きを意識的にコントロールすることが呼吸を通じて出来るのです。

ストレスが多くイライラしている毎日をおくっている人は、交感神経優位になりがちです。交感神経優位が慢性的に続くと、体の修復やメンテナンスがおろそかになり、病気になりやすい体になります。

消化の働きは交感神経が優位のときは抑制され、副交感神経が優位になったときに活発になります。呼吸を利用して副交感神経を刺激するには深く、ゆっくりと呼吸します。胸とお腹に両方の手をあてて、息を吸うときにおなかだけが盛り上がるようにします。お腹が盛り上がると横隔膜が下がるため、肺が広がりたくさん息を吸い込むことが出来ます。

また、横隔膜が動くことによってリンパに流れが促進され、また横隔膜のすぐ下にある胃、すい臓、肝臓、胆のうなどの消化の臓器がマッサージされるように適度な刺激を与えるため、臓器の働きが活発になる効果もあります。

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