2012年11月19日月曜日

月経前症候群 症状 対策


月経前症候群の症状・・・

頭痛
腹痛
腰痛
疲労
胸のはり、痛み(特に走ったりすると痛い)
ニキビ
体のむくみ
夜中に足がつる
感情の起伏が激しくなる、鬱、不安症
食欲が増える
甘いものを欲する

基本的にはホルモンの関係でいろいろなことが体内で起きているわけですが・・・

症状別に説明していきます。
イライラしたり、やたらとお腹が減って甘いモノが欲しくなるのは、細胞膜のインスリンに対しての敏感度が増すため、低血糖になる傾向があるからなのです。つまり、血糖値を安定させることが出来れば、イライラや食欲の問題は解決されます。
血糖値はインスリンとグルカゴンというホルモンによって上げ下げされるのですが、それらのホルモンコントロールは視床下部で行われています。
血糖値が下がると視床下部が脳下垂体を介し副腎という臓器に働きかけてコーチゾルというホルモンを出して血糖値を正常な値まで戻そうとします。しかし副腎が弱っている場合、血糖値を安定させることがスムーズに行えなくなってしまうのです。
副腎が弱っている(副腎疲労)というコンセプトはまだまだ一般には理解されていません。なぜなら血液検査では図ることが出来ないからです。ですから、測れないものは存在しないというのが基本的な西洋医学的発想なのです。
実際は唾液検査をすれば副腎の状態は詳しく調べられますし、それ以外にも触診や問診によっても副腎がどれだけ疲労しているかを判断することは可能なのです。
イライラ、食欲が増える、甘いモノを欲するなどの症状は副腎を強めることによって改善が可能です。副腎に関してはシリーズで載せていますのでそれを参照にして下さい

次に、むくみや痛みについて説明しましょう。
体のいろんな部分がむくんだり、痛くなる理由は、生理前は血中のタンパク質とカルシウムが減少するからです。
これは、生理前に関係なく、普段から朝起きた時や、長時間座っていたりすると足がパンパンにむくむのも同じ原因です。
慢性的にむくむ人は普段からタンパク質、カルシウム不足で、生理前のみ症状が出る人は、普段はなんとか足りているが生理前はホルモンの関係で減少するため足りなくなってしまうからです。
単純にタンパク質とカルシウムの摂取量を増やすことによって解決される場合もありますが、多くの場合はそれらの栄養素の消化吸収が上手く出来ないことと深く関係しています。そのような場合は根本的に胃腸の機能を改善することが必要となります。カルシウムとタンパク質の話は 「何故、夜寝ていて足がつるのか?根本的な原因と解決法」を参照して下さい。

生理前のニキビ、吹き出物は肝臓の問題です。余分なホルモンが肝臓でスムーズに解毒出来ないために肌を介して吹き出物が出ます。特に顎のラインに出来るのが典型的な症状です。肝臓クレンズを行えば問題は解決します。デトックスの情報は妻が以前書いたブログを参照して下さい

症状別に書きましたが、どんな病気でもそうなのですが、体を全体的に診ていかなくては根本的な解決はありません。副腎、胃腸、肝臓はお互いに影響しあっており、けっして別々に治療することはできません。症状だけを薬をのんで感じなくさせるのが一番最悪のやり方で、犬が自分のしっぽを追いかけるようなもので、いつまでたっても問題は解決しません。

また、今回触れませんでしたが月経前症候群はストレスや脂質代謝とも深く関係があります。一度にすべてを説明できませんが、月経前症候群のような問題は体質だからとあきらめずに、生活習慣全体をじっくりと改善することが一番重要といえるでしょう。必ず良くなりますよ。
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