2013年1月24日木曜日

血糖値、薬で下げた糖分はどこへ行くのか?

血糖値が高い場合、普通の医者に行けば血糖値を下げる薬を処方されるわけですが・・・

薬で無理矢理下げられた糖分は一体どこに行くんですか?考えたことがありますか。それらの糖分は体中の細胞に運ばれていくわけですが、もともと細胞が糖分の受付を拒否しているため、血液に糖分が居残り、あまりにも多い場合は尿で排泄をするわけです。そうです、細胞は糖分の受付を拒んでいるのです、しかしそれを薬をつかって強制的に入れ込んでいくわけです。当然血糖値は下がり、当座、脳へのダメージは防ぐことが出来ますから、薬の役目は果たしたことになるかもしれません。しかしこの行為には大きな犠牲を払っていることも知っておく必要があります。

必要以上の糖質を押し付けられた細胞たちは正常な機能を失い始めます。
特に余分な糖分の影響を敏感に受けるのが、目、腎臓、血管、心臓などです。糖尿病の方の大半が将来的に患うところです。

血糖値のコントロールを薬だけに頼ってしまうと、そこから来る副作用がやがて体を蝕むことになります。

一番の解決策は糖尿病にならないように予防することですが、実際糖尿病と診断された後でも、食事と運動の両面を正しく行えば薬無し/副作用無しで人生を全うすることは可能なのです。

ただ、現代栄養学に基づく糖尿病食ではなかなかよくなれないんですよね。

現代栄養学の大きな間違いは・・・
減塩
低脂肪
低動物性タンパク質
などを勧めていることにあります。

確かに、消化吸収力が低下している場合、脂っこいものや肉を食べても、適切に処理することが出来ないため、かえって体の不調を感じる場合は多々ありますが、だからといって、肉と油を避けることが解決ではないのです。

本当の解決は消化吸収力を取り戻すことなのです(酵素療法は消化吸収力を取り戻すことに大きく貢献します)。

消化吸収力を取り戻すことによって、タンパク質と油を体に取り入れることが出来ます。体は主にタンパク質と油で出来ていますから、体の原材料といえます。つまり、これらの栄養素無しでは、健康な体を保つことは出来ません。

油とタンパク質が十分に供給されれば、エネルギーを炭水化物にさほど頼らなくてもよくなるため、甘いものや、パン、パスタなどが無性に欲しくなるのが収まります。そのようになってくれば、血糖値はずいぶんと落ち着いてくるはずなので、糖尿病のリスクは下がります。
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2013年1月22日火曜日

健康診断では正常、でも調子が悪い、なぜ


Hさんは48歳のキャリアウーマンで。毎日地下鉄でブルックリンの自宅からからマンハッタンの保険会社に通勤しています。最近はどうも体の調子がイマイチで、血圧も高め、体重は増え気味で、風邪も一年中何度も繰り返し。最近の一番の悩みは、咳が止まらないこと。市販の風邪薬を飲んでも止まらないし、病院に行っても咳止めをもらってきたけれども、一向に良くなり兆しがありません。何か他に原因があるのではないかと、色々な科を周り、ありとあらゆる検査を行ったけれども何も見つかりませんでした。挙句の果てには、ステロイド剤を処方され、一時的に軽減はしたものの、飲むのを止めるとまたすぐに咳が出始めるのでした。

このケースでは、Hさんもこれまでかかったお医者様も、何か一つの明らかな原因(肺炎や何らかの感染症)があるに違いないと思い込んで、ありとあらゆる検査をすることによって、病気探しをしていたわけです。明らかな原因が見つからないため、原因はさておき、とりあえず咳という症状を止めることに必死になっています。

現代医療の典型的な落とし穴がここにあるのです。

血液検査、心電図、MRIなどを行なっても、全く異常が見つからないのに、体のいたるところに不調を感じている人が非常に多いですね。 「検査結果がすべて異常なしであれば、病気じゃないってことでしょ、でも何故こんなに体の調子が悪いの?!」というのが、医者にとっても、患者にとってもしっくりこないとこではないでしょうか。西洋医学的には、診断がなければ治療も存在しないわけですから、明らかな症状があっても、検査結果がネガティブな場合は、症状をもみ消す、イタチの追いかけっこが始まるわけです。このような”治療”は根本原因を解決するどころか、かえって問題を深刻化させることが多々あります。

まず、私達が気づかなくてはいけないのが、病気でなければ健康という方程式は全く成り立たないということです。また、症状がないということが健康というわけでもありません。むしろ、症状があることは体の正常な反応であり、極端なことを言えば、糖尿病も心臓病も一部の例外を除いては、体の正常な反応の結果なのです。

私達にとって都合の良くないもの(痛みや、不快感などの症状)は悪で、そうでないものは善であると解釈するのがそもそもの間違いなのです。症状とは体内外の環境が変化していることを私たちの意識に知らせてくれるメッセンジャーです。 届けられたメッセージの意味を的確に理解し、症状をもみ消すのではなく、正しく対応していくことはとても重要なことです。

生命維持の上で、体が基準にしている尺度は、我々がわずらわしいと感じる症状有無では決してありません。体が従う基本尺度は、恒常性と言われるものです。 恒常性とは簡単に言えば体内のバランス維持機能とでもいえるでしょう。体中で起きている数えきれないほどの生理的機能を調和を持って維持しなくてはいけません。恒常性機能が余裕を持って維持できる状態が真の健康なのです。逆に、病気とは恒常性維持がすみやかに行なえなくなった状態のことであり、決して症状の有無ではないのです。

例えば、熱。 一般的には熱が出れば、解熱剤を飲むわけですが。熱が出ることにはもちろん理由があるわけで、熱を薬で下げることが体にとって最善のことなのでしょうか?体が熱を上げる理由は、多くの場合、新陳代謝を上げ、白血球の働きを活発にし、ウィルスやバクテリアが繁殖しにくい状態にするために起こります。熱があれば体はだるくなり、食欲はなくなり、横になって休みたくなりますよね。しかし、多くの場合は、薬で熱を下げ、元気になったと勘違いし、普段どうりの生活を続行するため、かえって風邪が長引く事に繋がります。 症状が消えることが治ることではないのです。

糖尿病や心臓病といった生活習慣病はどうでしょうか、これらの病気は、ある日突然なるわけではありません。
日頃の生活習慣の積み重ねによって、徐々になるわけです。通常の検査で引っかかるまでには何年もの年月がかかります。しかし、そこに至るまでには、体はありとあらゆる危険信号を出しています。それらの信号は疲れ、だるさ、不眠、筋肉のこりなどといった、健康診断では全く測れないものばかりです。だからといって軽視してはいけませんし、ましてや、それらの症状をもみ消すようなことをしはいけないのです。それはまるで目隠しをして道を横断するようなものです。

も一度言います。危険信号(症状)はもみ消してはいけません。これらは私達に生活習慣の軌道修正を起こさせるための助言なのです。

Hさんのケースは、病気探しでは解決しませんでした。視点を変えて、病気探しではなく、どれぐらい健康かを調べる、言い換えれば、どれだけHさんが恒常性を効率良く維持できているかを調べることによって
色々なことが見えてきました。 その結果、腎臓と消化の機能の弱さ(病気ではないが、機能効率が落ちている状態)がわかりました。 その後、腎臓と消化の機能を酵素とハーブでサポートし、食生活と姿勢を改善した結果、咳は止まり、血圧は正常化、疲れやすさはなくなり、体重も8キロ減りました。そして慢性の腰痛も半減しました。 最近では。周りの人に輝いて見えると言われるそうです。

原因は一つではありませんでした。 生活習慣の中で見直す点がいくつもありましたが、病気探しの検査で見つかるような問題は一つもなかったのです。たとえ、感染症などの単一的な原因が見つかっていたとしても、それが根本の原因ではないのです。感染症を引き起こすのはウィルスやバクテリアだけが悪いのではありません、むしろ感染症に陥る状況を作った本人の免疫力低下が本当の原因であり、これは恒常性維持がスムーズに行えないがために起きてくる結果なのです。
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2013年1月2日水曜日

夜中に目が覚めて眠れないのは副腎疲労が原因

不眠症には大きく分けて2つのタイプがあります。

タイプ1

床についてもなかなか眠れない。

タイプ2

床についたあと比較的すぐに眠れるが、数時間後に目が覚め、その後もう一度寝ようとしてもなかなか寝れない。

今回は2つ目のタイプについてです。

このタイプの不眠症は副腎が弱っている典型的なサインです。

副腎の役目は色々ありますが、その中でも非常に重要なものの一つに、血糖値のコントロールがあります。血糖値が下がりすぎてしまった時にホルモンを分泌して血糖値を正常値に戻そうとします。しかし副腎が弱っている人は、それが上手く出来ず、血糖値が低くなりすぎて、体が交感神経優位(緊張モード)になってしまい、なかなか寝れないのです。なぜなら、血糖値が低くなりすぎることが非常に危険であることを体はよく知っているからです。生命維持が脅かされる時、体は睡眠を犠牲にしてまでも、血糖値を正常値に戻すことを最優先します。

当然ですが、夜寝ている間、食事はしません。しかし、睡眠中血糖値が低くなり過ぎることなく安定した状態を保つことができるのは副腎が健全に働いてくれているお陰だからです。ですから、体は安心して朝まで寝ることができます。

副腎を強めれば問題は解決します。

副腎疲労に関しましては以前シリーズで説明していますのでそれを参照にして下さい。


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